ロブ・カーマン - キックの帝王

【基本情報】

1960.6.5 〜
あだ名: キックの帝王
身長  : 187cm  体重:89kg
出身  : オランダアムステルダム
所属  : 目白ジム

【プロフィール】
 冷静に戦況、相手を見極める目、計算し尽くされた戦略。的確で、効果的なコンビネーション。。。
 そのファイトスタイルは華麗のひとことに尽きる。

【スタイル】
 ムエタイもキックも基本的に何でもできるオールラウンダーだが、基本的なパンチ、蹴りのフォーム、精度が極めて高い。
 コンビネーションのバリエーションも豊富な上、戦略家なので手がつけられない。

 パンチもうまいが、やはり、どの試合もローキックの重さ、タイミングの良さが一番目につく。
 あんなに左ローがうまい外国人選手は、あまり見た事がない。(ランバーとは違う種類のロー。)

 コンビネーションはオランダ選手特有の 左フック −> 右ロー とか 右ストレート−>左ロー
 といった対角線コンビネーションと呼ばれるもの。
 でもカーマンのコンビネーションは特に華麗で、しかも効果的だった。。。
 格闘技通信とかでは地獄のコンビネーションとか言われてたし。

【戦跡】
 タイトルはいろいろと取っているが、それ以上に試合内容がカッコイイ!
 チャンプアとは何度も激戦を行っているが、たぶん負け越し。日本でのK-2グランプリでも負けてる。(そのK-2グランプリではホーストが優勝)
 が、その後の試合ではチャンプアの左ミドル対策でサウスポー構えを見せるなどして 勝利もしている。さずがに器用!
 (カーマンが試合の最中、左構えを見せる事はよくあるし、昔観たタイソンの練習のビデオでも左構えをやってた。)
 試合中に蹴り等の拍子に左構えになる事はよくあるが、それでも構え直さずに闘えるというのは、大きな利点かもしれない。

 ちなみに正道会館の角田ともリングスルールでやって圧勝。他にドン・中矢・ニールセンや西良典などとも試合し、いずれも勝利。

 日本武道館でピーター・スミットには負けたけど。。
 (スミットは・・・絶対おかしい!何かやっとるか、脳内麻薬が異常分泌しとるんちゃうか。。)

 他に有名どころでは、アーネスト・ホーストと2度闘っていずれもKO勝ち。
 衰えてからK−1に出てジャン・クロードと対戦したが、スネを痛め(骨折?)結果も敗戦。
 もう少しカーマンが若ければ。。K−1がもう少し早くできていれば。。と、とても悔しい思いをしたのを覚えている。

 引退試合の相手はK−1にも出ているアレクセイ・イグナショフ。引退試合との事でカーマンの判定勝だったが、
 「勝者は彼だ」と言って、イグナショフにトロフィーを渡した。カッコよすぎるぜ!!


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2009-06-11 (木) 00:48:53 (5432d)