バーコード > CODE39
CODE39 †
CODE39は1文字を9本のバー、およびスペースで構成される。(5本のバーと4本のスペース)
9本中の3本を太いバー、またはスペースで表すので CODE39と呼ばれている。
0〜9(数値)、大文字アルファベット(A〜Z)、特殊記号(−、.、スペース、$、/、+、%)を表現でき、桁数の制限も無い。
チェックデジットは、特に必要としないが、モジュラス43を使用したチェックディジットを付加する事もできる。
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1.全体構成
・左から、「クワイエットゾーン」、「スタートコード」、「データ」、「チェックディジット」、「ストップコード」、「クワイエットゾーン」で表す。
・太い要素と細い要素の比は、
細い要素の幅 ≦ 0.508mmの場合 1 : 2.2(〜3.0)
細い要素の幅 ≧ 0.508mmの場合 1 : 2.0(〜3.0)
・クワイエットゾーンは 2.54mm、細い要素の幅×10 の大きい値。
・スタート、ストップコードは * を使用。
・各桁間にはキャラクタ間ギャップが必要となる。(スタート、ストップコードとデータ部の間にも必要)
・キャラクタ間ギャップの最小幅は、細い要素の幅−(許容誤差)
・キャラクタ間ギャップの最大幅は、
細い要素の幅 < 0.25mm の場合 5.3×細い要素の幅
細い要素の幅 ≧ 0.25mm の場合 3×細い要素の幅 または、1.35mm 大きい値。
2.データ部の構成方法
CODE-39は「太バー」「細バー」「太スペース」「細スペース」を組み合わせた9つの要素で構成される。
またこの内、3つの要素が「太バー」または「太スペース」となる。
各キャラクタの構成パターンは下表の通り。
※バー、スペース、バー、スペース・・・の順で5本のバーと4本のスペースで構成。
※1は細バー(または細スペース)、2は太バー(または太スペース)
値 | パターン | イメージ |
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0 | 111221211 | | 1 | 211211112 | | 2 | 112211112 | | 3 | 212211111 | | 4 | 111221112 | | 5 | 211221111 | | 6 | 112221111 | | 7 | 111211212 | | 8 | 211211211 | | 9 | 112211211 | | A | 211112112 | | B | 112112112 | |
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値 | パターン | イメージ |
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C | 212112111 | | D | 111122112 | | E | 211122111 | | F | 112122111 | | G | 111112212 | | H | 211112211 | | I | 112112211 | | J | 111122211 | | K | 211111122 | | L | 112111122 | | M | 212111121 | | N | 111121122 | |
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値 | パターン | イメージ |
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O | 211121121 | | P | 112121121 | | Q | 111111222 | | R | 211111221 | | S | 112111221 | | T | 111121221 | | U | 221111112 | | V | 122111112 | | W | 222111111 | | X | 121121112 | | Y | 221121111 | | Z | 122121111 | |
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値 | パターン | イメージ |
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- | 121111212 | | . | 221111211 | | | 122111211 | | * | 121121211 | | $ | 121212111 | | / | 121211121 | | + | 121112121 | | % | 111212121 | |
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3.作成例
上記の仕様に沿って ABC123 というデータをバーコード化すると下図のようになる。
※下図ではチェックディジットは付加していない。